巻き込まれやすい契約トラブル
なぜ契約トラブルが起こるのか
フリーランスによくあるトラブルとしてまず挙げられるのが、契約に関するものです。取引上、パワーバランスが悪くなりやすいことが原因です。発注側の企業がフリーランスに対して業務を委託するため、一般的な雇用契約とは異なる部分が多くなります。その結果、対等の関係になることができず、フリーランスは立場が弱くなってしまいます。
また、口約束で話が進むケースも少なくありません。契約書を作成していない状態で業務がスタートすることもあり、発注側の都合でフリーランスが振り回されてしまいます。契約書がないことに対して意見したくても、それを理由に発注がストップするのではないかという不安が残り、結果的に進言できずに終わるケースもあるでしょう。
よくある契約トラブル
契約トラブルとして多いのが、報酬に関するものです。主に、契約書の内容が曖昧であったり、契約書を作成していないことによって支払いが遅れたりするケースが多いです。報酬の未払いや減額といったケースも少なくありません。また、報酬に関する契約トラブルは検収が正しく行われていない場合にも起こります。フリーランスが納期を守って納品しても、発注側の検収が疎かになると報酬の支払いは遅れてしまいます。
業務範囲や納期に関する契約トラブルも多いです。発注側との間で認識の相違があることで起こります。業務量や業務範囲が当初の予定を超えている、修正が多いなどのケースです。また、納期が急遽前倒しになるケースも少なくありません。フリーランスは、仕事を断ることで今後の発注がなくなる事態を恐れ、安請け合いをするケースが多いです。しかし、それが自分の首を絞めてしまうことになります。安請け合いをした結果、納期を守れずフリーランス側に責任の所在があるといわれることもあるので要注意です。
また、損害賠償に関する契約トラブルもあります。これは、主にフリーランス側の不備で起こる契約トラブルです。納品の遅れや納品物の欠陥、情報漏えい、著作権侵害などが挙げられます。意図的なものではなくとも、発注側が損害を被ったのであれば損害賠償の対象になってしまいます。
そもそも契約書を交わさないことによる契約トラブルも少なくありません。これは、取引が停止することを恐れて契約書を交わす約束ができない場合に起きがちです。契約書がなければ、当然ながら契約トラブルが発生するリスクは高まります。発注側と連絡が取れなくなり、急に仕事がストップしてしまう場合もあるでしょう。


